スケートボードは単なるエクストリームスポーツとしてだけでなく、エクササイズとして食事管理などと合わせることによって、ダイエット効果も期待できます。
また、スケートボードは、有酸素運動と筋力トレーニングの両効果が期待できるといわれており、楽しみながら滑ることでストレス解消にも役立ちます。
本記事では、スケートボードを使用したエクササイズの効果や方法、そして注意点について詳しく紹介します。
スケボーダイエットで得られる効果

スケートボードは、有酸素運動と筋力トレーニングの両方の側面から様々な健康効果をもたらします。以下に得られる効果を紹介します。
カロリー消費と脂肪燃焼
スケートボードは平坦な地面の上をプッシュするだけでも、1時間あたり約300〜500キロカロリーを消費することが期待できます。
国立健康・栄養研究所が発表した『身体活動のメッツ(METs)表(2011年改訂版)』によると、スケートボードによる活動量は5~6メッツとされており、これは、体重60㎏の方が、1時間の運動で315~378キロカロリーを消費できることを表しています。このカロリー消費量は、同じ体重の方がランニングやサイクリングを行った際の数値に匹敵します。
(参照 :https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf)
インターバルトレーニングを取り入れることで、さらに効率的にカロリーを消費、脂肪を燃焼することができます。
筋力と筋持久力の向上
スケートボードは全身の筋肉を使うスポーツです。プッシュする動作やバランスを取るための体幹、トリックを行う脚力など、全てが筋力と筋持久力の向上に繋がります。特に脚、ヒップ、体幹、上半身の筋肉が鍛えられます。
鍛えられる筋肉

筋肉を鍛えることは、基礎代謝の向上につながり、より多くのカロリーを消費できるようになります。特に、脚やヒップ、背中、胸などの大きな筋肉から鍛えていくのが良いとされています。スケートボードでは、脚、ヒップ、そして腹筋や背中などコア(体幹)の筋肉へアプローチができ、トリックによっては上半身の筋肉へも効果も期待できます。

脚の筋肉
スケートボードのプッシュやトリックには、太ももの前側の大腿四頭筋や後側のハムストリングス、ふくらはぎの筋肉が主に使われます。これらの筋肉は、日常生活での足腰増強にも役立ちます。

ヒップ(臀部)の筋肉
スケートボードでのバランス維持や動きのサポートには大臀筋が重要です。大臀筋とは、お尻にある筋肉のこと。鍛えることでヒップアップ効果や、腰痛の予防・改善が期待できます。

コア(体幹)
スケートボードはバランスを取るために体幹の筋肉を常に使います。特に腹直筋、腹斜筋、脊柱起立筋が強化され、姿勢の改善や体幹の安定性の向上が期待できます。

上半身の筋肉
スケートボードをする際には、バランスを取るために腕や肩の筋肉も使用します。特に三角筋や前腕筋が鍛えられ、上半身の筋力も向上します。
スケートボードを使用したエクササイズの具体的な方法

スケートボードを使用してダイエット効果を高めるためには、有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく取り入れることが重要です。以下に具体的な方法を紹介します。
毎日30分以上のライディング
毎日30分以上のスケートボードライディングを行うことで、安定したカロリー消費が期待できます。平坦な道を滑るだけでなく、トリックなどと組み合わせることで負荷を変え、全身の筋肉にアプローチできます。
トリックの練習
オーリー、キックフリップ、ショービットなどのトリックを練習することで、瞬発力とバランス力が鍛えられます。トリックを行う際には多くのエネルギーを消費するため、カロリー消費量が増え、ダイエット効果が期待できます。
クロストレーニング
スケートボードに加えて、ランニングやサイクリング、筋トレを行うことで、総合的なフィットネスを向上させ、体脂肪の減少を促進します。異なる運動を組み合わせることで、特定の筋肉に過度の負担がかかるのを防ぎ、全身をバランスよく鍛えることができます。
ダイエット効果を最大化するために

スケートボードでの運動効果を最大化するためには、運動以外の生活習慣も重要です。以下のポイントに注意することで、健康的にダイエットを進めることができます。

バランスの取れた食事
高タンパク質、低脂肪、低糖質の食事を心がけ、野菜や果物を多く取り入れましょう。バランスの取れた食事は筋肉の成長を促し、脂肪の燃焼を助けます。

十分な水分補給
スケートボードは汗をたくさん掻くスポーツです。水分補給をしっかり行い、脱水症状を防ぎましょう。水分補給は体温調節や代謝の促進にも重要です。

適切な休息
休息もダイエットにおいて重要な要素です。十分な睡眠をとり、身体の回復を促進させます。適切な休息は筋肉の修復と成長を助け、翌日のパフォーマンスを向上させます。
注意点

スケートボードを使用する際には、いくつかの注意点があります。これらを理解し、安全にお身体を動かすことが重要です。
怪我のリスク
スケートボードは転倒や衝突のリスクが伴うスポーツです。ヘルメットやプロテクターを着用し、安全な場所で練習しましょう。また、無理なトリックやスピードの出し過ぎは避け、徐々にスキルを向上させましょう。
左右均等に鍛えにくい
スケートボードは片側の脚を多く使うため、左右の筋肉バランスが偏りがちです。クロストレーニングやストレッチを行い、左右の筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。
まとめ

スケートボードを使用したエクササイズは、有酸素運動と筋力トレーニングの両方の効果を兼ね備えた優れた方法です。楽しみながら全身を鍛え、効果的にカロリーを消費することができます。適切な食事、水分補給、休息を心がけ、注意点を守りながらダイエットを続けることで、健康的な体重管理が可能になります。さあ、スケートボードを手に取り、楽しいダイエットライフを始めましょう!