スケボーのサイズはどれを選べばいい?デッキの選び方を解説

Dubstack

「スケートボードを始めよう!」と思った時に悩むのが、「スケートボードのサイズってどれを選べばいいの?」ということですよね。

「そろそろデッキを変えようかな」と思っている中級者も、デッキのサイズがトリックの難易度にどう影響するかを知れば、新しいトリックに挑戦できるかもしれません。

この記事では、デッキサイズの選び方、特徴などについて詳しく解説していきます。自分にぴったりのデッキを見つけてスケボーを上手く扱えるようになりましょう。

目次
・スケボーサイズのラインナップ : 8.0インチが最も主流
・デッキの選び方3つの基準
・コンケーブとキックについて
・専門種目ごとのデッキサイズ(ストリート、パーク)
・まとめ

スケボーサイズのラインナップ : 8.0インチが最も主流

スケボーサイズのラインナップ : 8.0インチが最も主流

スケートボードデッキ幅のサイズ展開

スケートボードを始める際に、気になるのがデッキのサイズです。デッキとは、スケートボードの板の部分を指します。デッキサイズは、主に横幅のインチ単位で表されます。デッキの幅は通常7.5インチから8.5インチの間で、8.0インチが商品数が多く、最も主流です。

以下が、サイズごとの簡単な特徴です。

▼ 7.5インチから8.5インチのサイズ展開

・7.5インチ以下:主に子供や小柄なスケーター向け。軽量で操作しやすい。
・7.5インチから8.0インチ:初心者やストリートでのスケートに適したサイズ。デッキが扱いやすい。
・8.0インチから8.25インチ:ストリートやパークでのスケートの両方に適している。バランスの取れた選択肢。
・8.25インチ以上:パークでのスケートや180cm以上の身長の方に適している。広いデッキは安定性が高い。

8.0インチは最も多くのブランドからリリースされており、スケーターの間でも最もポピュラーなサイズです。バランスの取れた操作性と安定性を両立しているため、小柄な方でも扱うことができ、一方で体格の良い方でも十分な安定感を得られます。

デッキの長さ(縦幅)について

横幅7.5インチ~8.5インチのデッキの縦幅は30~32インチが一般的です。
同じ横幅でもメーカーによって縦幅は異なりますが、デッキの横幅が広くなると縦幅も長くなる傾向にあります。

縦幅は乗り心地、トリックのしやすさに与える影響は少ないので、初心者は気に入ったデザインとデッキの幅で選びましょう。

デッキの横幅は、スケボーのパフォーマンスに直接影響を与えるため、自分のスタイルや好みに合わせて最適なサイズを選びましょう。

デッキの選び方3つの基準

デッキ選びで重要なのは、以下の3つの要素です。


1.身長
2.靴のサイズ
3.トラックのサイズ

1.身長

身長はデッキ選びにおいて最も重要な要素です。一般的に、身長の高い方ほど、より安定感のある大きめのデッキが適しています。逆に、身長の低い方やお子様は、小さめのデッキの方が扱いやすいでしょう。

これは、デッキのサイズが体のバランスに影響を与えるためです。身長の高い方が小さすぎるデッキに乗ると、バランスが取りづらく、トリックの成功率も下がってしまう可能性があります。一方、身長の低い方が大きすぎるデッキに乗ると、デッキをコントロールすることが難しく、思うように動かせないかもしれません。

具体的な身長ごとのサイズ表は下記です。

身長ごとのサイズ表

おすすめのデッキサイズを参考に、サイズを選びましょう。上記範囲内でのサイズであれば、問題ありません。

2.靴のサイズ

スケートボードのデッキを選ぶ際、靴のサイズも考慮しましょう。デッキの幅は、自分の靴のサイズよりも少し小さめを選ぶのが一般的です。これは、デッキに乗った時に両足のかかとが少しはみ出るくらいの幅が、安定感と操作性のバランスが良いためです。適切なデッキ幅を選ぶことで、スケートボードの操作性が向上します。

身長ごとのサイズ表

身長に対して、足が大きかったり、小さかったりする方は注意するようにしましょう。

3.トラックのサイズ

自分でデッキを選んでスケートボードを組み立てる場合は、トラックのサイズも重要です。トラックとは、デッキとウィール(車輪)を繋ぐ金属製の部品で、スケートボードの操作性を大きく左右します。そのため、デッキとトラックのサイズは必ず合わせる必要があります。コンプリートの場合は、既にデッキサイズに合ったトラックが取り付けられているため、検討不要です。

トラックのサイズは、アクスル幅と呼ばれる車軸間の距離、もしくはハンガー幅という中心部の金属の幅で表されます。しかし、サイズ表記は各メーカーごとに異なるので注意が必要です。

身長ごとのサイズ表

トラックの幅はターン性能に影響し、広ければ安定し、狭ければ小回りが利きます。好みのスタイルに合わせると良いでしょう。最も一般的なセッティングは、トラックのアクスル幅をデッキの横幅とほぼ同じ幅にすることです。具体的には、8.0インチのデッキであれば、8.0インチのアクスル幅のトラックを選びましょう。

デッキの幅に対してアクスル幅が長すぎると、ウィールがデッキからはみ出し、バランスを崩しやすくなります。また、ウィールバイト(ウィールがデッキに接触すること)が起こりやすく、トリックの妨げになることもあります。

下記は適合するデッキと各トラックブランドのサイズ表記例です。通常、単位について記載がなく、INDEPENDENT(インディペンデント)、THUNDER(サンダー)、VENTURE(ベンチャー)などの有名ブランドごとにサイズの表記は異なります。また、製品ごとにアクスル幅やハンガー幅は異なるので、必ずトラックのサイズ情報を確認した上で、あくまでも表記例として参考にしてください。

身長ごとのサイズ表

※アクスル幅とハンガー幅はINDEPENDENTのものです。

コンケーブとキックについて

トリックのしやすさには、デッキサイズだけではなく、デッキの形状も影響します。しかし、デッキサイズに比べると、基本トリックへの影響は小さいので、初心者は参考程度で問題ありません。


・コンケーブ
・キック(ノーズ/テール)

身長ごとのサイズ表

コンケーブ

コンケーブはデッキの横幅が反り上がってカーブしている形状のことを指します。カーブの深さがデッキと足の引っ掛かりに影響します。そのため、コンケーブによって各トリックの難易度が変化します。

コンケーブが深いデッキは、足裏との接地面積が大きくなり、グリップ力が増します。そのため、オーリーなどのジャンプ系のトリックや、180°回転するトリックなど、空中での安定性が求められるトリックに向いています。また、デッキを踏み込む際に力が伝わりやすいため、より高くジャンプすることができます。
一方で、コンケーブが浅いデッキは、足裏との接地面積が小さくなるため、デッキの上で足を動かしやすくなります。そのため、キックフリップやヒールフリップなどの回し系のトリックや、マニュアルやグラインドなど、バランス系のトリックに向いています。

キック(ノーズ/テール)

キックとは、デッキの先端の反りを表す言葉です。また、デッキの進行方向の先端部分をノーズと言います。
反対に、デッキの後ろ側の先端部分をテールと言います。

キックが強いほど、オーリーやフリップ系のトリックでデッキを弾きやすく、より高くジャンプすることができます。一方で、キックが弱いほど、デッキをコントロールしやすく、マニュアルやノーズ系のトリックがやりやすくなります。

デッキ選びの際には、コンケーブとキックについても注目してみましょう。

専門種目ごとのデッキサイズ(ストリート、パーク)

スケートボードには、ストリートやパークなど様々な専門種目があります。それぞれのスタイルによって、好まれるデッキのサイズや形状に傾向があります。ここではオリンピックに採用されている2種目について説明します。

専門種目ごとのデッキサイズ(ストリート、パーク)

ストリート

ストリートスケートは、街中にある階段や手すり、縁石などを利用してトリックを行うスタイルです。トリックの難易度が高く、細かいコントロールが求められるため、一般的に7.75~8.25インチのデッキが好まれます。
このサイズのデッキは、回転させやすく、細かいトリックを繰り出しやすいことが特徴です。また、コンケーブが深めのデッキを選ぶことで、オーリーなどのトリックでデッキをコントロールしやすくなります。

専門種目ごとのデッキサイズ(ストリート、パーク)

パーク

パークスケートは、スケートパークにあるランプやボウル、レールなどを使ってトリックを行うスタイルです。スピードや高さ、ダイナミックな動きが求められるため、8.0~8.5インチのデッキが好まれます。
このサイズのデッキは、安定感があり、スピードを出してもコントロールしやすいことが特徴です。また、コンケーブが浅めのデッキを選ぶことで、スムーズな体重移動が可能になり、流れるようなライディングができます。

憧れの選手や目指すスタイルによってデッキ選びの参考にしましょう。

まとめ

この記事では、スケートボードのデッキ選びについて、サイズ、形状などの視点から解説しました。

自分にぴったりのデッキを選ぶことは、スケボーを最大限に楽しむための第一歩です。身長や靴のサイズ、トラックのサイズ、そして自分のスケートスタイルを考慮しながら、最適なデッキを選びましょう。

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