初心者向けスケボーガイド:スケートボードの選び方と基本トリックの始め方

Dubstack

スケートボードを始めたいと思っているあなたへ。

スケートボードは自由なスタイルとスリルが魅力のスポーツですが、まずは自分にぴったりのボードを選ぶことが大切です。この記事では、初心者でも分かりやすく、ボードの選び方や基本的な楽しみ方を解説しています。

さあ、スケートボードの世界に飛び込みましょう!

1.スケートボードの選び方

スケートボードを始めてみたいけど、どうやって選べば良いのかさっぱりわからない。それは誰もが通る道です。スケートボードの選び方はプレイスタイルによってさまざま。

まずはスケートボードの選び方や基準を知ることから始めましょう。既にスケートボードを持っている場合でも、その特性を理解することで上達が早くなります。まずは知識を身につけていきましょう。

スケートボードの種類

1.スケートボードの選び方

スケートボードにはいくつか種類があります。本記事ではメインとなる3タイプを紹介。それぞれの特徴と用途を簡潔に説明します。

ストリート&パークスケートボード

ストリート&パークスケートボード

スケートボードの中で最も一般的で、オリンピックで使用されているボードもこのタイプです。トリックを行うのに最適な、幅が狭いデッキと小さめのウィールが特徴です。

クルーザースケートボード

クルーザースケートボード

街中の移動や軽いクルージングに適したスケートボードです。柔らかくて大きなウィールが特徴で、凸凹な路面でも走りやすい半面、重さがあるためトリックには向きません。

ロング&サーフスケートボード

ロング&サーフスケートボード

その名の通り通常のスケートボードよりも長いデッキが特徴。トリックには向いていませんが、安定性が高く初心者でも試しやすいタイプです。サーフィンやスノボのオフトレにも。

完成品を買うか、部品を買って組み立てるか

購入方法は大まかに分けて二つ。すでに組み立て済みのコンプリートセットか、パーツを自分で選んで組み立てるか。

初心者はコンプリートセットがオススメですが、気になるデッキなどがある場合は、部品を購入して組み立てることもできます。下記のメリット/デメリットを確認した上で、ご自分に合う方法を選んでみましょう。

コンプリートセット(完成品)

コンプリートセット(完成品)

組み立てられた状態で販売されているスケートボードです。どのパーツで組んだらいいかわからない初心者の方におすすめ。また、パーツごとで購入するよりお安めなのもポイント。

カスタム

カスタム

自分で部品を購入して組み立てするスケートボードです。自分のスタイルに合わせてパーツを選ぶことができますが、コンプリートセットと比べ割高になることや相性の悪いパーツを組み合わせてしまう可能性から初心者には不向きです。

足回りセット

足回りセット

店舗によっては、ウィール、トラック、ベアリングをまとめた足回りセットを販売しています。デッキにこだわりたい場合は足回りセットがオススメ。

各部品の選び方

各部品の選び方

自分のやりたい滑りがわかったら、あとは自分好みのスケートボードを選ぶだけ。部品名や選び方を覚えておくと購入がスムーズに行えます。

マストで押さえておきたい部品を紹介していきますので、スケートボード購入の参考にしてみてください!

[ デッキを選ぶ ]

デッキとはスケートボードの板の部分です。たくさんポイントはありますが、初心者のうちは「デザイン」 「サイズ」に焦点を当てて選べばOK。下記にて選び方を紹介します。

デザイン

デザイン

デッキのデザインは一番個性を出せる部分。自分の好きなデザインをチョイスしましょう!値段を抑えたいのであれば「ブランクデッキ」といわれる無地デッキがオススメ。

サイズ

サイズ

乗り心地を左右するのは「幅」。 幅が狭いデッキは回転系のトリックがしやすい反面、安定性が低くなります。逆に幅が広いデッキは安定性が高い反面、回転系のトリックが難しくなります。 DUBSTACKでは乗りやすさを追求した8インチのスケートボードをメインに取り扱っています。

コンケーブ、ノーズ、テール

コンケーブ、ノーズ、テール

ある程度慣れてきたら、コンケーブやノーズ、テールにもこだわって選ぶと、さらに自分のスタイルを追求しやすくなります。コンケーブ : デッキ中央の凹み。ノーズとテール : デッキを横から見て前方の反った部分をノーズ(Nose)、後方の反った部分をテール(Tail)

[ トラックを選ぶ ]

デッキとウィールをつなぐ金属製の部品を指します。ターンやトリックの操作性を高めます。トラックにはサイズの他に車高を表すHI(ハイ)、LOW(ロー)があります。幅や高さに注意して選びましょう。

トラックの高さ : HI(ハイ)

トラックの高さ : HI(ハイ)

 HI(ハイ)はデッキと地面間の距離が離れるため、トリックをする際により強い力が必要になります。そのぶん力をかけることができるため、より高く飛ぶことができます。

トラックの高さ : LOW(ロー)

トラックの高さ : LOW(ロー)

LOW(ロー)は軽い力でテールを蹴ることができますが、高く飛ぶことが難しくなります。

[ ウィールを選ぶ ]

ホイール(タイヤ)の部分を指します。ハードウィールとソフトウィールに大別され、硬さは数字で表示されます。 おおよそ70A~101Aまであり、数が少ないほど柔らかく、数が大きくなるほど固くなります。

ハードウィール

ハードウィール

一般的に99A以上のものをハードウィールと呼びます。ハードウィールは凸凹した道では滑りにくいと感じる反面、トリックはやりやすいため、ストリートボードに適しています。

ソフトウィール

ソフトウィール

一般的に78Aや80Aのものをソフトウィールと呼びます。ソフトウィールは衝撃を吸収するためトリックには不向きですが、凸凹の道でも滑りやすく、クルーザーに適しています。

サイズ

サイズ

ウィールの幅が細いほど安定力はなくなりますが軽くなります。 径が大きいほど、スピードが出ますが重くなります。

[ ベアリングを選ぶ ]

トラックとウィールをつなぐ部品を指します。ウィールにかかる摩擦を減らし、なめらかな回転を叶える機能があります。ベアリングの精度を決める上でABECが一般的ですが、他にもオイル、シール、ボールなどさまざまな要素があります。ここでは代表的な3つの要素をご紹介します。

ABEC

ABEC

ABECは1~9の精度等級があり、値が大きくなるほど回転がスムーズになります。 回転精度と耐久性はトレード・オフの関係にあり、ABEC数値の大きいものは摩擦抵抗が少ない分、熱が発生しやすく壊れやすくなります。 逆にABECの値が小さいと回転が重くなる反面、壊れにくくなります。

タイプ

タイプ

主にグリスベアリングとオイルベアリングの2種類があります。グリスベアリングは潤滑油にグリスを使用しており、メンテナンスの手間がほとんどかからない反面、回転が鈍くなります。オイルベアリングは潤滑油(オイル)を定期的に注す手間がかかりますが、回転がスムーズになります。

ボールの材質

ボールの材質

ベアリング内のボールは回転時の摩擦を軽減する役割を果たしています。代表的な材質は、カーボン、クローム、セラミックの3種類。順に高価になり、合わせて硬度、強度、耐摩擦性、耐食性の面でも優れます。

あった方がいいもの

スケートボードを使用する上での安全性や操作性をあげるために、下記製品との併用をオススメします。

Tツール

Tツール

スケートボードの組み立てや調節に必要な工具です。スケートボードの操作は足の細かな動きや各部のズレでトリックの精度・メイク率が大きく変わります。定期的にメンテナンスをおこなえるよう準備しておきましょう。

ヘルメット・プロテクター

ヘルメット・プロテクター

スケートボードは怪我のリスクが高いスポーツです。怪我を未然に防ぐためにも、着用を推奨します。

ビギナーオススメの製品

スケートボード(DSB-01)

スケートボード(DSB-01)

キッズスケートボード(DSB-K02)

キッズスケートボード(DSB-K02)

プロテクター7点セット(DSHP-01)

プロテクター7点セット(DSHP-01)

2.トリックをやってみよう

トリックをやってみよう

スケートボードが手に入ったら、次はいよいよ実践。基本動作からあこがれのオーリーまで紹介します。スケートボードは怪我に繋がりやすいスポーツですので、トリックの練習は焦らず基本動作から始めましょう。

スタンス

まずはスケートボードの上に乗ってみましょう。この時、どちらの足を前側にのせるかによって、スタンスが変わってきます。

レギュラー

レギュラー

右足を前(テール)側に置く場合、スタンスは「レギュラー」となります。通常、右利きの人に多いスタンスで、右利きの人が多いことからスタンス名も「レギュラー」と呼ばれています。

グーフィー

グーフィー

左足を前(テール)側に置く場合、スタンスは「グーフィー」となります。左足を利き足とする人は、「グーフィー」スタンスの方が多いです。

スイッチ

スイッチ

通常のスタンスと逆の足を前側に置くことを「スイッチスタンス」と言います。なお、通常使用しているスタンスのことは「メインスタンス」と呼びます。

プッシュ

プッシュ

後ろ足で地面を蹴って、スケートボードを漕ぐ動作を「プッシュ」と言います。ノーズ側の足は板に対して平行に置き、テール側に置いた足で地面を蹴ります。基本動作ですので、正しい姿勢とバランスが習得できるよう、焦らず習得しましょう。

チックタック

チックタック

プッシュとは異なり、両脚をデッキにのせたまま前進するトリックです。テールに置いた足でノーズを押し上げ、身体のひねりを使ってノーズを振ることで前進します。動作を繰り返すことによって、軽い坂であれば登れるくらいにスピードが上がります。

マニュアル

マニュアル

前輪、もしくは後輪だけでバランスを取りながら進むトリックの事で、バイクで言うウイリーにあたります。後ろ側に置いた足でテールを押しながら、前側に置いた足でもテールが地面にこすりつけられないようバランスを取る必要があります。

パワースライド

パワースライド

減速をしたいときに使用するトリックで、デッキが進行方向に対して直角になるようにボードを回転させます。前側に置いた足を回転の軸とし、後ろ側に置いた足でデッキが垂直になるように押し出します。

オーリー

オーリー

ボードを地面から浮かせるトリックの事で、トリックと言えば「オーリー」をイメージされる方も多いと思います。後ろ側に置いた足でテールをはじきながら、前側に置いた足でノーズを前方に押し出すことでジャンプをしていますが、難易度が高く習得までに長期間を要するトリックです。

まとめ

いかがだったでしょうか?スケートボードのいいところは、互換性のある規格が採用されており、消耗した場合やシチュエーションにあわせて、簡単にパーツを組み替えることができる点があげられます。スケートボードはこうじゃなければだめだ、といった先入観に囚われると何を選ぶべきかわからなくなってしまいます。自分の好みに合ったデッキを見つけ、その仕様を把握する。まずはそこから始めてみましょう。